2005年08月23日

『アジアのキュビズム展』

国際交流基金関連の日本、韓国、シンガポールに巡回する展覧会。行ってみてびっくり!心惹かれる作品多数。ホントです。しかも非常によい状況で作品鑑賞をすることができます。落ち着いた雰囲気でデートコースとしてもぴったり!お食事は美術館内のレストラン、クイーンアリス・アクアをご利用くださいませ(俺は美術館の回しモンか、アファリエイトよこせ)。しかしなんだね、あの悪夢の『ゴッホ展』はなんだったのかね。この一般大衆めらが!こら。ああいった、劣悪な環境下で作品鑑賞させたということは、独立行政法人としての評価に影響はないんですかね。ったく金返せ。                                     .JPG近代美入口前.JPG                                                 当然のことだがキュビズムといっても表現は多彩だ。こういう展覧会を観ると、それが流れなのだとはいえ、いかに西欧系の作家の紹介に偏重しているかがわかる。例えば東京都現代美術館の“過去の展覧会”を見ればいかに、(同じことを語られ過ぎている)ビッグネームのそれに偏っているかが判るだろう、ある意味学芸員不在といっても過言ではないのだ。そこに学芸員としての自分の美意識に対する自負はない。今回の企画で展示されている作家の中には日本に留学していた人たちもいるわけで、こういった検証的な企画も重要だと思われた。つまりキュビズムというものの思想の種が、それぞれの土地にばらまかれた時、どのようなかたちで実を結ばせたり、花を咲かせたりするのか、それはその土地によって異なるだろう。それは既成の美術・工芸の流れだったり、政治状況だったり、宗教だったり、歴史だったりするだろう。それにキュビズムだけに影響されたわけではなく、タイムラグの中で未来派が先んじて紹介されていることが指摘されている。そのような状況下におけるコンフュージョンとは?考えただけでも期待に胸が高まるだろう。過去に寄せる期待。未知との遭遇。重要なのはここにみられる作品群が誰かの意思によって強制的に描かされたものではなく、それぞれの作家が創作活動の中で求めたものだということだろう。海外における日本ブームを私たちは日本の帝国主義などといって認識するだろうか。好んで聞く音楽を彼らの植民地化への証左などと思うだろうか。芸術はそんな一元的なものではないはずだ。僕は今日も元気でここで生きている(笑)。おい!漢字はオリジナルじゃねぇぞ。 ここにおけるキュビズムとは余りにも顧みられなかったアジアに於ける創作活動とその作品を紹介するための大きな枠のネタと考えたい。個人的には近代美術館所蔵の古賀春江の作品3点を観られたことは収穫ではあった。石橋美術館とここではどちらが多いですか?所蔵作品数。展覧会目録は1800円。印刷は文唱堂印刷。実際のテキストページは190P程度。差込で年譜表付き。あまり面白味のないデザイン。
posted by きびだんご at 12:01| 東京 ☁| 展覧会感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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